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バイリンガル育児の弊害!?「9歳の壁」を乗り越えられるかどうかが問題

 

サスケ(息子)は6か月の時から「英語でベビーサイン」、そして「母親が英語で話しかけること」を始め、10か月の時からDWEをスタート。

そのため、幼稚園入園までは、英語優位で育ち、日本語は片言で、アクセントもおかしい状態でした。

そんな息子の姿を見ると、母としては、自分の選択した道が間違っていたのではないかという不安を感じました。

そこで、「バイリンガル育児に弊害はあるのだろうか」ということが気になり始め、色々と調べました。

9歳の壁(10歳の壁)

「9歳の壁」というものを知りました。

 9歳の壁というのは、小学校高学年以降の教科学習が難しい、多面的な見方ができない、などの現象

「9歳の壁」を越えるためにー生活言語から学習言語への以降を考えるー 脇中起余子 北大路書房 2013

 

脇中氏は、言語には、日常生活の中で使う「生活言語」と、小学校高学年以降に学校や教室で使う「学習言語」の2種類があると言います。

言い換えると、「生活で使うことば」「学習で使うことば」ですね。

 

そして、9歳の壁を超えられない子どもは、「学習で使うことば」である「学習言語」を習得できていないため、学校の勉強についていけなくなるそうです。

例えば、帰国子女や移民の子供たちについて、脇中氏(2013)はこのように言います。

 日常会話はどちらでもスムーズにできますが、書きことばや論理的な文章、抽象的な思考になると、小学校低学年レベルになってしまうケースが多く見られるようです(p.12)。

 

脇中氏は、大切なポイントとして、「学習言語」は、「日本語の生活言語を駆使する力」「日本語の学習言語を見聞きした回数」そして、「考える力」に支えれれていると言います(p.107)。

「日本語の生活言語を駆使する力」とは、つまり「生活で使うことば」を巧みに操れる力のこと。

「日本語の学習言語を見聞きした回数」とは、「学習で使うことば」に実際に触れたことが無ければ、学校の授業でそのことばが出てきた時に、理解しがたいということ。

 

つまり、9歳の壁を越えるためには、「生活で使うことば(日本語)」を巧みに操れる力が必要で、「学習で使うことば(日本語)」にも親しんでおく必要があり、「考える力」を養っておくことが鍵となるということです。

 

「親子英語」で「英語での語りかけ」をしながらも、「日本の小学校」へ行かせたいと考えている場合は、「日本語」、そして「考える力」もしっかりと育てておかないと、「9歳の壁」にぶつかり、学校の授業についていけない可能性があるということを学びました。

「母語」の言語能力を高めておくことは、「9歳の壁」でつまづかないためにも大切ですし、また、土台がしっかりとすることで、外国語習得が容易になるとも言われています。

どちらにせよ、「母語」をないがしろにしてはいけない、ということですね。

「ことば」や「考える力」を育てる方法

脇中氏(2013)は著書の中で「9歳の壁」を乗り越えるための取り組みを紹介しています。

学術的で理解しにくい面があると感じましたので、ここでは、コロ助の取り組んでいる、「ことば」や「考える力」を育てる方法をご紹介します。

「ことば」や「考える力」を育てる方法
  • 様々な言い回しを使って、お子さんに話すようにする
  • ことば遊びを楽しむ
  • 読み聞かせ・自力読み
  • お子さんの発話を促すための「待つ・聞く」姿勢
  • 「考える力」の育成

様々な言い回しを使って、お子さんに話すようにする

「母語」の言語能力を高める方法としては、日本語でお子さんに話しかける時に、様々な言い回しをするように心がける方法があります。

例えば、「雨が降っている」と単に事実だけを言うのではなく、「雨がどのような様子で降っているのか」をことばで表現するようにします。


「雨が、滝のようにざあざあと音を立てて降っているね」
「降っているかどうか分からないほどの静かな霧雨だね」

ことば遊びを楽しむ

お子さんと一緒に「ことば遊び」を楽しむことは、「ことば」の力を育てるのに有効です。

しりとり、なぞなぞ、連想ゲームなど。

一緒に楽しく「ことば遊び」をしながら、お子さんの「ことば」の力を育てていきたいですね。

読み聞かせ・自力読み

絵本の読み聞かせ、そして、お子さんが自分で本を読むことは、もちろん「母語の言語能力」を高めるのに効果的です。

お子さんが興味を持ちそうな絵本、児童書に出会うためには、頻繁に、図書館や本屋さんへ行くようにしたいものですね。

お子さんの発話を促すための「待つ・聞く」姿勢

お子さんが自分の気持ちを伝えようとしている時は、「聞く姿勢」「待つ姿勢」も大切です。

以前コロ助が勤めていた保育園や知人のお子さんで、お子さんが「ことば」を発するよりも前に、仕草や動作でお子さんの気持ちを理解し、全て「代弁」してしまっている親御さんたちがいました。

お子さんの気持ちをよく分かっていらっしゃるのは素晴らしいのですが、その分お子さんの「発話」が遅れてしまったり(2歳児のケース)、6歳児であっても、「自分の言いたいことを自分で言えない」という状況を目にしました。

 

ご家族がお子さんの「言いたいこと」を分かっていたとしても、時には、「お子さんが自分で言うのを待つ」姿勢が大切だと感じます。

そして、「言いたいことは、自分のことばでしっかりと相手に伝られる」ようになって貰いたいと思います。

「自分の言いたいことを伝えられるかどうか」は、幼稚園、保育園、小学校に入ってからも、とても大切です。

「考える力」の育成

  • 質問を投げかける
  • モンテッソーリ教育
  • どんぐり問題

脇中氏(2013)の本を読んだ時に、コロ助のように我が子を英語で育てている場合は、「考える力」の育成がとても大切であるということを知りました。

そして、

どうしたら「考える力」を育成できるであろうか?

ということを考えるようになりました。

 

サスケをモンテッソーリの子どもの家に入園させたのも、これが一つの理由です。

モンテッソーリ教育で「考える力」を養い、家庭では、コロ助がすぐに答えを教えるのではなく、「どうしてだと思う?」 “What do you think?” と質問を投げかけるように心がけました。

 

また、サスケが年中になると、「どんぐり倶楽部」の「どんぐり問題」という、「算数の文章問題」を解きながら、「考える力」や「算数の力」を育てていく取り組みを知り、取り入れるようになりました。

考える力が育つ、どんぐり倶楽部「どんぐり問題」どんぐり倶楽部を知った「きっかけ」 必ず何かに取り組んでいると、「これは正しいことなのか?」、「弊害は無いのだろうか?」ということが気...

注意すべきこと

「下心」丸見えで、「嫌らしく」なってはいけない

子どもたちは、親が考えるよりも、ずっとずっと賢い存在です。体は小さくても、私たち大人が考える以上のことを感じ取っています。

「ことばや考える力を育てたい!」と親が思うばかりに、そればかりに、親の心が向いてしまってはいけません。

お子さんは、

お母さんは、純粋に、僕とコミュニケーション取ることを楽しんでいるのではないな
教えたいという下心があるんだな

と感じ取ります。

「相手がありのままの自分」を受け入れているのではなく、「下心」を持っていると分かったら、それは悲しいですよね(コロ助は下心ばかりですが、、、)。

 

「親子英語」「バイリンガル育児」をする上では、ことば」や「考える力」の育成は大切と頭の隅におきつつも、まずは、目の前のお子さんを「ありのままの姿」で受け入れて、一緒に過ごす時間を楽しむことを忘れてはいけないと思います。

「こんな風に育って貰いたい!」「あんな風に育って貰いたい!」と思う前に、「サスケが元気に成長してくれていること」、これがコロ助にとって、1番の感謝すべきことだなと思っています。

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