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アルファベットの「書き方」の教え方〜モンテッソーリ教育の視点から〜

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急ぎすぎないで!アルファベットを「書くこと」

乳児の場合、「早くから鉛筆を持たせて、書けるようになれば良い!」と考えている方には、

ちょっと待った!

の声をかけたいと思っています。

モンテッソーリ教育とアルファベット

モンテッソーリ教育は、2才半から始めるには遅すぎる

モンテッソーリ教育では、2才半が開始の目安とされていますが、実際のところ、2才半からスタートしては遅いことが多いのです。

お子さんが2才半になった時に「さぁ、モンテッソーリ教育を始めよう!」とはりきってお子さんを子どもの家に入園させても、我が家のように、

  • モンテッソーリ教育ではNGとされているTV(DVDなど)を観せてしまっていた。既に映像を観る習慣があって辞められない。
  • 本物の素材が感じらえる玩具ではなく、音のなる機械的な玩具を与えてしまっていた。モンテッソーリ教育の素朴な教具に目を向けてくれない。

という状況が起きてしまいます。

お子さんが2才の時にモンテッソーリ教育を知り、ご自身もモンテッソーリ教育指導者の資格を取り(現在はモンテッソーリ教育の教師)、3才でモンテッソーリ教育のこどもの家にお子さんを入園させた知人もこう話していました。

うちの子はスタートが遅かったから、モンテッソーリ教育をやろうと思っても、TVや玩具など誘惑が多すぎてできないのよねぇ〜。

モンテッソーリ教育の準備は、お腹の中にいる時から

お子さんがお腹の中にいる時から、ご自身でモンテッソーリ教育の本を読み、モンテッソーリ教育に対する理解を深めておくことが必要です。

そして、お子さんが生まれてからは、家庭でモンテッソーリ教育に沿った環境を用意しあげられるかどうかで、その後のお子さんのモンテッソーリ教育に対する姿勢が全く異なります。

 

「環境」には、人的環境も含まれますので、具体的には、「お子さんとどう接するか」も含まれます。

また、物的な環境としては、TVや玩具を含めた「お子さんにどんな物を与えるか」や、オムツ替えや遊び場スペースを決めるといった「家の中の環境をどうするか」などが挙げられます。

1才前の乳児の遊び場には、「鏡を置く」のが良いとされています。

「書く」作業の前にすべきこと

モンテッソーリ教育では、いきなり鉛筆を持たせて「書く」ということはしません。

小さい時から、手指を鍛える活動を取り入れ、そして準備ができた段階で実際に鉛筆を持って「書く」という段階に入ります。

モンテッソーリ教育では、さまざまな活動がありますが、3才過ぎて子どもの家に入園した息子が取り組んでいた活動を例に挙げますと、

  • 円柱さし
  • コイン落とし
  • 水さし
  • ハサミで1回チョキンと切る
  • 紐通し

といった簡単なものから始めて、徐々により洗練された手指の動きを要求するものへと変化していきます。

また、モンテッソーリ教育では、「聞く」「話す」「書く」「読む」の順に発達が進んでいくと考えています。

モンテッソーリ教育における「書く」という作業

モンテッソーリ教育では、「砂の上に文字を書く」「砂文字をなぞる」という作業を経験してから、実際に鉛筆で文字をなぞったり、書いたりするようになります。

アルファベットの「書き方」の教え方〜モンテッソーリ教育の視点から〜

「砂に文字を書く」のは、我が家、そして私の教室では、用意と後片付けが大変なので行っていません。無理のない範囲で取り入れています。

アルファベットの書き順について

アルファベットは、日本語のように決まった書き順はありません。教材によって書き順はまちまちです。

少なくとも、

✖︎下から上 

✖︎右から左 

はしてはいけないとお子さんに伝えましょう。

アルファベットの「なぞり」

年中児

  1. 砂文字版を利用する
  2. 指でなぞる

砂文字版

砂文字版は、私はアメリカアマゾンから取り寄せました。手作りをする人や日本でも買えるお店もあります。

指でなぞる

教材紹介

*DOWNLOAD HERE>> をクリックし、「名前とメールアドレス」を入力すると、入手可能

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アルファベットの「書き」

年長児〜小学1年生

  • 実際にお手本を見て、自分で書く

年中児になると「書きたい!」という意欲がとても強まる時期であるため、鉛筆でアルファベットを書くことに対して、とても意欲的に取り組んでくれます。

 

お子さんがそれよりも早く「書きたい」という欲求が強まれば取り入れて構わないと思います。

しかし、「気持ち」と「手指」がしっかりとした段階で取り入れると、とてもスムーズです。

幼い時に苦労しながら取り入れても、すぐに追いつかれてしまうと感じます。

モンテッソーリ教育をご自身で取り入れる際の注意点

なんでも形から入りたがる私は、「モンテッソーリ教育をやろう」と決めた時に、まずは、教材集めから始まりました。

そして、我が子を本物のモンテッソーリ教育「子どもの家」に入園させた後に、自分が間違っていたということを悟ったのです。

モンテッソーリ教育のトレーニングを受けて、AMIの資格を持っている先生だからこそ、我が子の最大限の力を引き出せるのだということを。

家で、教具だけを使って、遊びの延長線上でお仕事をさせても意味がないのだと気がつきました。

ということで、桃色の塔や円柱さしなどの教具は、どうしたら良いのか分からず、押入れの中で眠っております、、、。

そのことをご了承の上、ご家庭や教室でモンテッソーリ教育的「アルファベットの書き」を取り入れたいという方はご導入下さいね。

参考文献

「読み・書き」に焦点を当てたものが欲しくて、購入しました。日本語では発売されていなかったので、、、

相良先生の講演会にも足を運びましたが、息子が子どもの家に在園中に訃報を聞きました。とても残念です。

息子が通っていた園長先生、副園長先生の本です。

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