お父さん、このおかず、曲がっているから食べられないよ
「英語」で考えて「日本語」に訳す
サスケ(2011年生まれの息子)が1歳、2歳を過ぎ、幼稚園に入園する前の頃。サスケの母語は、「英語」でした。
日常のやり取りからも、この子は物事を「英語で考えているな」ということが分かりました。
例えば、こんなことがありました。父親は「日本語」担当、コロ助は「英語」担当です。
我が家で3人で話すときは、コロ助とサスケは英語、サスケと父親は日本語です。
コロ助が、
とサスケに伝えました。
サスケは、
とコロ助の意図した意味を理解し、納得している様子でした。
日常でもturnということばを使っているので、turnの「傷む」という意味をサスケはその時点できちんと理解していました。
しかし、サスケが父親にこう言ったのです。
どう見ても、おかずは曲がっていません(笑)
コロ助はサスケに英語で説明しました。
すると、サスケは驚いていました。
といった具合です。
「傷む」という日本語を知らなかったサスケは、turnの意味として、知っていることば「曲がる」を当てはめたのです。
そして、それは間違っているということを学んだのでした。
とコロ助が感じたエピソードでした。
9 は「なな」で、7 は 「ナイン」
音の響で「7」と「9」が混ざってしまう
また、英語と日本語を習得しているがゆえの混乱もありました。
よくサスケが混乱していたのは、数字の「7」と「9」です。
と思っていました。
よくよく考えて見ると、
英語だと、「9」は、Nine 「ナイン」というように、「ナ」の音で始まります。
そして日本語の「7」は、「なな」と発音します。
サスケは、「9」という数字を見て、
と日本語で言います。
そして、「7」という数字を見て、英語で
と言います。
「7」と「9」をしょっちゅう間違えていたサスケですが、、、
3歳後半になる頃には、正しく数字を理解し、言えるようになっていました。