幼児から「英語」を始めると発音が綺麗になる
幼児から教室に通うようになったお子さんの発音は、とても綺麗です。例えば、AI機能搭載しているスピーカーに英語で話しかけても、きちんと認識してくれるそうです。
母親が話しても発音が悪くて認識してくれないのに、、、と親御さんは、嬉しそうな、苦笑いをしながら教えてくれました。
小さい時に「親子英語」「バイリンガル育児」や英語の教室に通い始めると、間違いなく「発音」はよくなります。
読めるようになると、発音が悪くなる
しかし、子どもたちが成長し、文字を読めるようになると、文字を読むことばかりに意識が向き、日本語英語の発音になってしまう、という話を先輩講師から聞きます。
現に私の教室でも、アルファベットのフォニックス読みを覚えるために「カタカナを書いてもいい?」と小学1年生の生徒に聞かれました。
英語の発音が日本語にひっぱられる
「文字を読める」ようになると、心配なのが「耳で聴こうとしなくなる」ことです。
「耳で聴いて、聴いたことをそのまま発音する」と発音は良くなります。
一方で、聴かないで目で見て読もうとすると、発音はどうしても日本語にひっぱられます。
周囲の人の話すことばに影響を受ける
それは、日本で生活し、日本語や周囲の人の話すことばに影響を受けているのでどうしようもないことです。
同僚のアメリカ英語にひっぱられた例
私が英語保育園で働いていた時に組んでいたネイティブの先生はアメリカ人でした。すると、アフリカ人の方と英語で話をした時に、
と言われて驚きました。意識していませんでしたが、一緒に働いていた先生がアメリカ人だったので、私の発音もアメリカ英語になっていたようです。
母親の方言を知らず知らずに使っていた例
日本語であっても、私の母は「東北」出身なのですが、「くっつける」の意味で「ねばす」という言葉をよく使います。
と主人に言ったところ、主人が
と分からない顔をし、初めて私は方言を使っていたことに気がつきました。
帰国子女の発音とアメリカ人の発音の違い
また、例えば、帰国子女でアメリカに数年いたお子さんであっても、帰国し日本語で生活することによって、発音がアメリカで育った人と比べて微妙な違いがあると言います。
「かけ流し」「シャドーイング」で綺麗な発音を保とう!
英語を読めるようになった後こそ、綺麗な発音を保つためには、「かけ流し」「シャドーイング」が大切です。
私は中学英語からスタートしました。そのため、今の幼児から英語を学び始めたお子さんと比べると、発音は日本語英語です。
それでも「聞き取りやすい」「綺麗な発音だね」とネイティブに言われるのは、「かけ流し」と「シャドーイング」を日常的に行なっているからだと思います。
教育実習での例
私が教育実習で母校(高校)に行った際も、まず教科書の英語の音読がされているCDを購入し、ずっとシャドーイングしていました。
教育実習でも、生徒たちから「先生発音綺麗だね。帰国子女なの?」と好評でした。
これは、耳で聴いて、音を真似したから、そうなったのです。
しかし、耳で聴かないで、ただ読んだり、発したりしようとすると、どうしても発音が悪くなります。
「綺麗な発音」にこだわるならば、まずは「耳」から入れましょう。そして、シャドーイング。声に出すことが大切です。
発音をよくするために活用した教材
American Accent Training
アメリカ英語を話したくてこの教材を活用したのではなく、自分自身の英語の発音、話し方を鍛える教材が、この教材ほど良いものがなく、こちらを利用しました。
それでもかなり力にはなったと感じます。
例えば、pretty good「とても良い」という一言にしても、アクセントをprettyに持ってくるのか、goodに持ってくるのかで意味が変わるなど、練習を通して鍛えることができます。
How did you like the movie?「映画どうだった」の返答
- It was pretty good. → prettyを強く言った場合「あまり好きではない」の意
- It was pretty good. → goodを強く言った場合「とても好き」の意
全て英語収録なので、初心者向きではありません。