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「読み聞かせ」は、何歳まで続けるべき?

「読み聞かせ」の大切さ

七田式教育では、「1日30分の読み聞かせは金の卵を産む鶏を育てる」と言われています。

将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる! 松永 暢史  (著) 2014/12/16

松永氏はこう述べます。

東大生の多くが幼少期、絵本の読み聞かせをたくさんしてもらっていた――。読解力は学力の基盤であり、それを培うのが読書。地頭が作られる10歳くらいまでに、どれだけの本を読んだか。読んでもらったか。幼少期の読書体験がその後の学力に大きく影響を及ぼす。

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12歳までの読み聞かせが子どもの「地頭」をつくる! ランディー 由紀子 (著) 2015/7/1

ランティー氏はまたこうも言っています。

0~12歳でどんな本に出会えるかで、将来は変わります!
自分で読めても「読み聞かせ」が大事!

どんな習い事もいりません!
継続した「読み聞かせ」が、学力の土台と「自分で考える力」を養います。

本の「読み聞かせ」は大切だという認識は、広く浸透しています。

それでは、何歳まで「読み聞かせ」を続けるべきなのでしょうか?

フィンランドに学ぶ「読み聞かせ」

以前、児童文学の第一人者でもあり、「ガンバの冒険」の原作者でもある、斎藤惇夫氏の講演を2度ほど聞く機会がありました。

 

そこで斎藤氏が話してくれたフィンランドの、ある小学校高学年の国語の授業の話。

フィンランドでは、小学校の国語の時間に、教師が本の読み聞かせしてくれるそうです。

「今日の国語の授業は、外に出て、木陰で本を読んであげましょう」と、先生が子どもたちを気持ちの良い外へ連れ出します。

子どもたちは、本好きの先生が読んでくれる、面白くて、長いお話に耳を傾けます。

「国語の時間は、先生が本を読んでくれる時間んだと思っていた」という子どもさえいるようです。

 

フィンランドは、世界の中でも、学力がトップクラスで、その教育方法が各国から注目されている国です。

フィンランドの国語教師から学べることは、「本の面白さ」を伝えることこそが、国語教師の大切な役目だと、斎藤氏は言います。

しっかりとした内容の面白い本を子どもたちに読んであげれば、子どもたちは、自然と本が好きになる、と付け加えます。

 

子どもは、自分が読めるレベルの本しか、自分では読むことができません。特に、小学校低学年の頃は、「読みたい本」と「読める本」は同じではありません。

また、早くから読めるようになる子もいれば、小学校に入ってから、やっと読めるようになってきたという子もいます。読める量、スピードには個人差があります。

 

しかし、親が「読み聞かせ」をする場合は、お子さんの識字レベルを気にすることなく、お子さんの「興味のあるお話」を選んで読んであげることができます。

言い換えれば、お子さんの「精神レベル」にあった内容を読み聞かせてあげることができるので、それはお子さんにとっては、大変面白い「読書タイム」となる訳です。

 

そのため、お子さんが自分で本を読めるようになったからといって、「読み聞かせ」を辞めてしまうのはとても勿体無いと思います。

読み聞かせは、10歳、更には12歳、お子さんが嫌というまでは、ぜひとも続けてあげたいものです。

「読み聞かせする本」は、「どんな本を読んでほしいか」お子さん聞いて、選んでもらっても良いでしょうし、その時のお子さんが興味を持ちそうなものを提案しても良いですね。

読書感想文の是非

また、斎藤氏は、こうも話していました。「読書感想文なんか書かさせるから、子どもたちは本を読むことが嫌になる。」

「学力をつける」という目的から言えば、本を読み、「要約する、感想・意見を述べる」ことは、有効な手段だと思います。

しかし、「本好きな子に育てる」という目的であれば、「読書感想文」は必要ないということでしょう。

むしろ、純粋に本を読む、楽しむことができないので、子どもたちを「本を読むこと」から遠ざけてしまいます。

 

親子の読み聞かせの時間には、「どこが一番好きな場面だった?」と感想を聞くくらいは問題ないでしょうが、「あらすじは何?」「どうして〇〇は〜したの?」と理解度をチェックするような質問を浴びせることは控えた方が良いでしょう。

でないと、お子さんは純粋に本を楽しむことができません。

サスケ(息子)であれば、

ふぅ。質問ばかりしてきて、疲れちゃうな。本読むの、やだな。

となります。

(Oxford Reading Treeには、最後のページに質問が載っています。その質問をしようとすると、サスケは嫌がることが度々ありました)

読み聞かせの「目的」を忘れずに!

「学力をつける」ためなのか、「本好きに育てる」ためなのか、しっかりと区別して、「読み聞かせ」を行なうことが大切です。

例えば、机について本を読む時は、「学力をつけるため」だから、質問をしても良い。

ソファやベットでは、「純粋に楽しく本を読む」など。

度が過ぎるのは禁物!

そしてまた、何でも度がすぎるのは禁物です。

例えば、小学校高学年で、外遊びを全くしないで、ひたすら「読書に没頭する」ようなお子さんに育った場合、「本好きになって良かった」と喜ばれるでしょうか?

(そのようなお子さんをコロ助は否定している訳ではありません。)

どんぐり倶楽部の糸山氏は、公式ホームページの中でこう話しています。

幼児・児童期の長時間読書は、危険である。

 幼児・児童期には、本は嫌いじゃないけど、外遊びと読書だったら、迷わずに「外遊び!」と言えるバランスで育てなければ、後々、厄介なことになります。

仮想世界を十分に豊かに作り上げられるほど、現実世界を味わい尽くしたあとでは、読書の時間は至福の時間となります。

幼児・児童期には「本の虫」には、体を張ってでもさせないことが大事なんです。

「読書」「仮想世界」なので、幼児・児童期に、「長時間仮想世界で過ごすことは危険だ」と糸山氏は言います。

「長時間」という部分が重要ですね。「本の虫」= 「ずっと本を読んでいる」場合は、幼児・児童期は、外遊びをしていないということになるため、危険だということでしょう。

「現実世界で質の良い実体験(外遊び)を経験させることの方が重要だ」とも言っています。

「読み聞かせ」を継続することで、「本好き」に育って貰いたいけれども、「幼児期・児童期は、外でお友達と一緒に元気に体を動かして遊ぶことが最も大切」ということを忘れてはいけないと思います。

本も大好きだけど、本は後でも読めるから、お友達と外へ遊びに行く!

と言ってくれるような子どもに、サスケには育って貰いたいと思っています。

外遊びが大好きで、何をするにも、友達が原動力のサスケは今の所心配は無さそうです。

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