何を基準に「しつけ」をしたら良い?
コロ助は元保育士でしたが、園で預かっているお子さんたちとは違って、我が子は遠慮が全く無いので、一番大変だと感じています。
これは、他の保育士も同感だと思います。
と思うことが多々あります。
また、保育士だって、具体的な「しつけ」の方法は人それぞれ違います。保育士によって対応の仕方も異なります。
と保育士新人時代は思っていました。厳しい先生を見て、厳しく接するべきなのだと思って厳しく接していたら、
と言われたこともありました。
その答えを探そうと、モンテッソーリ教育でも探してみました。
しかし、育児をしていて、子どもの困った行動に出会った時に「具体的にどのように対応したら良いのか?」ということまでは、モンテッソーリ教育は教えてくれませんでした。
とコロ助は疑問に思いました。
Positive discipline 前向きなしつけの方法
そこで出会ったのが、Positive disciplineという具体的なお子さんへの接し方を教えてくれる方法です。
Positive Disciplineとは、ジェーン・ネルソン博士によって提唱された、「前向きなしつけの方法」です。ネルソン博士は、Positive Discipline parenting books の著者でもあり、この本に基づいて、親向けのワークショップを開催しています。
コロ助は、Online Parenting Classを受講しました。69ドルかかりましたが、とてもためになりました。
一番印象強く残っているのは、「親が子どもの立場に実際になってみる」ワークショップの動画を見た回です。
親役は椅子の上に上がり、子ども役の親は低い位置で親役の話を聞きます。「普段お子さんに言っていることを話しかけて下さい」と確か司会者の方は言っていました。
親役は、高い位置から話し、「あれしなさい」「これしなさい」と命令口調であったり、「あれはダメ」「これはダメ」と威圧的に言ったりしていました。
コロ助もハッとしました。
背が高い親の言うことは、余程注意をして言わないと、お子さんにとっては、「威圧的」になってしまいます。
普段お子さんに言っていることを、もし、ご自分が高い位置から言われたらどう感じるでしょうか?
コロ助はサスケ(息子)に、
物を置いていかない!
と口うるさく毎日言っています。
同じことをコロ助が誰かに言われたら
とコロ助なら思います。
そしてリビングを見渡すと、何とコロ助の物が散乱していることか、、、。
サスケはまだ、素直なので
とは言いませんが、サスケに言える資格はコロ助には全くないなと思いました。
サスケとコロ助は、片付けが苦手なので、これについては、本当に二人とも困っています。
このコースを受講したことで、サスケとどう向き合っていけば良いかという具体的な「しつけの方法」を見出すことができました。
「優しさ」だけでなく、「一貫性」を貫くことが大切だと学んだのもとてもためになりました。
「一貫性」を貫いたことでとても良かったと感じるのは、サスケの「先を見通す力」がついたこと、コロ助の「言動を信じてくれるように育ったこと」、「切り替えが早いこと」です。
コロ助が信念を持って「ダメ」と言ったことは、サスケは、経験から、「ずっとダメ」ということを知っているので、「いつまでもずっと駄々をこねる」ようなことはしません。
「一貫性」は親子の間に「信頼関係」を築きます。
Mistaken Goal Chart:Positive Discipline
Positive Disciplineは有料の教材になりますが、無料でチャートがインターネット上にアップされています。
コロ助は友人にこのチャートを翻訳して紹介したことがあります。
このチャートは、「お子さんの真意が分りにくい年齢」3歳〜就学前に役立つと思います。
Mistaken Goal Chart – Positive Discipline
- The child’s goal is: お子さんの狙い
- If the parent/ teacher feels:親や教師の感情
- And tends to react by: 親や教師の反応
- And if the child’s response is: お子さんの反応
- The Belief behind child’s behavior is: 行動の裏に隠されたお子さんの想い
- How adults may contribute: 大人の結論
- Coded messages: 行動の裏に隠されたお子さんの意図
- Parent/teacher proactive and empowering responses include: 親や教師が前向きにお子さんを力づける対応例
残念ながら、現段階では日本語版は出ておりません。


