佐賀県神崎市の公立小学校でオンライン英会話!? メリット・デメリット、心配なこと
佐賀県神埼市の公立小学校で、オンライン英会話を実施!?
日本経済新聞(2019年8月20日)の12面に面白い記事が載っているのを発見しました。
佐賀県神崎市では、公立の小学校で、「オンライン英会話」を受けられるそうです。
・記事全文を読みたい方は、有料オンライン版へ>>日本経済新聞2019年8月20日号
佐賀新聞liVEによれば、フィリピン人の講師による、オンライン英会話レッスンは、年間9回程度実施予定とのこと。
参考資料:神埼市小学校オンライン英語レッスン業務委託 公募型プロポーザル実施要領
公立の小学校で、オンライン英会話レッスンを導入することのメリット
オンライン英会話に対するハードルが下がる
私も自分の生徒さんに、フィリピン人の先生のオンライン英会話は、とてもリーズナブルだし、コストパフォーマンスがいいので、アウトプットを強化するためにおすすめしています。
小学校の授業でオンラインレッスンを受けることで、子どもたちや保護者のハードルが下がり、お家でもオンライン英会話を受ける子が増える可能性があります!
ということは、子どもたちの英語力、スピーキング力が上がる可能性を示唆しています。
集団ではなく、マンツーマンなので、必然的に英語を使う
小学校の英語の授業は、集団授業です。日本人ばかりの集団授業だと、どうしても「日本語」を使ってしまう傾向があります。
しかし、日本語の分からないフィリピン人の先生とのマンツーマン授業では、必然的に英語を使うようになります。
英語を使う、英語のアウトプットを増やすには、とても効果的と言えます。
公立の小学校で、オンライン英会話レッスンを導入することのデメリット
時間を取られてしまう
年間9回程度であっても、公立の小学校で、オンライン英会話を導入するということは、その分の時間を取られてしまうということになります。
2020年から小学校5,6年生で教科化される英語の授業の一部とするのか、それとも、他の時間を割り当てるのか。
貴重な子どもたちの学校の時間を割り当てるのであれば、それに値するほどの成果が得られなくてはなりません。
小学校にオンライン英会話を導入する上で、心配なこと
評価はどうするの?
また、英語の授業の一貫とする場合は、どのようにオンラインレッスンの取り組みを評価に反映させるのか、についても気になるところです。
回線状況は、大丈夫?
また、フィリピンのインフラは今もなお不安定です。
スカイプでレッスンをしていても、音質が悪い時もありますし、フィリピン人の先生の回線が繋がらなくて、レッスンが休講となる場合もあります。
そのような事態が授業中に起ってしまった場合はどう対処するのでしょうか。
家庭であれば、
で済ませれることです。
先生との相性は、大丈夫?
小学2年生の息子(サスケ)は、2019年の夏は、12回程度のオンライン英会話のレッスンを受けました。
サスケと相性の良い先生を5,6人お気に入り登録しておき、いつもレッスンを受けています。
フィリピン人の先生の中にも、色んな先生がいます。
教えることに一生懸命な熱血タイプの先生や、あまりやる気が感じられなくて、すぐに動画を見せようとする先生。
生徒のレベルに合わせられず、とても難しいリーディング問題を読ませようとする先生もいました。
家でオンライン英会話レッスンをする場合は、一度試してみて、合わなければ、相性の良い先生を再度探して、次からは別の相性の良い先生で受けることが可能です。
しかし、小学校での授業のとなった場合は、生徒と先生の相性を考えてマッチングすることは難しいでしょう。
カリキュラムは、どうするの?
家でオンライン英会話レッスンを受ける時にも悩むことですが、小学校でオンライン英会話を受ける場合、カリキュラムはどうするのでしょうか。
会話を30分ずっとし続けるのでは、先生と生徒双方にとっても辛いですし、学ぶ内容が浅くなってしまいます。
年間9回のオンラインレッスンでは、アウトプットや英語でコミュニケーションを取る機会は得られても、どんなカリキュラムで、一体何を学ぶのか、知りたいと感じます。
まとめ
- オンライン英会話に対するハードルが下がる
- 集団ではなく、マンツーマンなので、必然的に英語を使う
- 時間を取られてしまう
小学校にオンライン英会話を導入する上で、心配なこと
- 評価はどうするの?
- 回線状況は、大丈夫?
- 先生との相性は、大丈夫?
- カリキュラムは、どうするの?
以上、公立小学校でオンライン英会話を導入する際の メリット・デメリット、心配なことについて述べました。
日本の子どもたちの英語力が、もっともっとアップし、使える英語を身につけられるよう日々願っています。