ドラゼミは退会すべき?|「まなびwith」の口コミ
息子と同学年の友人はまなびwithを1年以上受講しています。
お子さんが3人いて、上の二人はチャンレンジを受講していたそうですが、もっと「考える力」「思考力」を育てたいとまなびwithに切り替えたそうです。
お子さんは、まなびwithの教材が届くと、真っ先に「ナゾトキ問題」を解くそうです。
「ナゾトキ問題」を解ける子は、自分で「ナゾトキ問題」を作れるのだとか。
息子は、紙の問題集は中々取り組んでくれないのですが……まなびwithとても気になっています。
「ドラゼミ」と「まなびwith」の違い
その1 「受講費」の値上がり
例えば、受講料は285円〜717円ほど(毎月払いの場合)上がりました。
「ドラゼミ」と「まなびwith」の受講料(毎月払い)の比較
ドラゼミ受講料(税込) | まなびwith受講料(税込) | 値上げ (税込) |
|
小学1年生 | 3,333円 | 3,618円 | 285円 |
小学2年生 | 3,333円 | 3,672円 | 339円 |
小学3年生 | 3,657円 | 3,942円 | 285円 |
小学4年生 | 4,089円 | 4,590円 | 501円 |
小学5年生 | 4,413円 | 5,130円 | 717円 |
小学6年生 | 4,737円 | 5,454円 | 717円 |
*「ドラゼミ」、「まなびwith」共に最低受講期間は3カ月
しかし、「ドラゼミ」では有料であった「有名塾講師による動画による解説」が無料になったり、立体系の副教材が含まれるようになったりといった受講費があがるだけのメリットもあります。
その2 「ドラえもん」から「オリジナルキャラクター」へ
小学生コースのキャラクター
「まなだま」登場!
「ドラゼミ」が廃止され、新たにスタートする小学館の通信教育「まなびwith」には、ドラえもんは登場しません。
代わりにメインのワークブックに登場するのは「オリジナルキャラクター」である学びの妖精「まなだま」。
顔の真ん中パーツだけを見ると、どことなく「ドラえもん」の面影があるような気がしなくもありません。
「男の子」と「女の子」のキャラクターが登場!

また、メインのワークブックには、新たに「男の子」や「女の子」のキャラクターが起用されました。
「ドラえもん」は小学校低学年までは好まれやすいキャラクターですが、大きくなるにつれて、「ドラえもんと一緒に勉強がしたい!」というお子さんは減っていきます。
「名探偵コナン」が登場!
更に、「まなびwith」では、高学年や中高生にも人気のあるキャラクター「名探偵コナン」が登場します!
登場するのは、メインのワークブックと連動した、会報誌「月刊わくわく研究所」の「ナゾトキ問題」や「今月の考えるワザトレ」(「思考の達人ツール」についてコナンたちがナビゲート)。
「ナゾトキ問題」を出題するのは、東京大学の学生を中心とした謎解きサークル「AnotherVision(アナザービジョン)」。
子どもたちにとっては、大人が考えた問題よりも、もう少し身近に感じられる「大学生」が考えた「ナゾトキ」に取り組む方がきっと面白いと感じます。
息子と同い年の小2のお子さんは、ナゾトキ問題に真っ先に取り組んでいるとのこと。
幼児コースのキャラクター
「まなぼうず」が登場!

幼児は「まなぼうず」という別のキャラクターです。
幼児コースのキャラクターに対する口コミ
子どもにとって身近な「文房具」がキャラクターなのでとても親しみやすいなと思いました。年少児保護者
紙面のやさしい感じや、キャラクターも親しみやすかったようで、子どもの反応がよかったです。年少児保護者
その3 「思考の達人ツール」が新たに登場!
思考の達人ツールとは?

「自分で考えを整理し、深める力」と「意見を説明する力」を伸ばします。
思考の達人ツールの目標は、「ツールを使いこなせるようになること」ではありません。「考え方のワザ」を身につけ、自由な発想ができるようになるのが目標です。
まなびwith思考の達人ツール 開発者 三宅 貴久子先生
NPO法人学習創造 フォーラムFiLC理事/教育アドバイザー
【まなびwith】公式HP
10の思考の達人ツール
まなびwith(ウィズ)では、6年間で10個の「思考の達人ツール」を自分のものにしていきます。
- ベン図
- くま手図
- ボーン図
- XYチャート
- なぜなにシート
- ステップチャート
- クラゲチャート
- イメージマップ
- バタフライチャート
- ピラミッドチャート
「思考の達人ツール」の口コミ
頭の整理や調べ学習のまとめにも役立ちそう!
「思考の達人ツール」は、何かの二択で迷ったときの頭の整理や、調べ学習のまとめ、プレゼンテーションのほか、物事の関係性や困っていることの解決方法を考えるときなど、たくさんの視点を導き出して一つの意見にまとめる必要があるときに役立ちそうだと思いました。 小1コースの保護者
自分の考えを書く子どもの真剣な表情に感動しました!
教材に取り組む間、「考える」シーンが多く見られました。
自分のことを話す・気持ちを伝える・考えを伝えるなど、コミュニケーション能力を高める「思考の達人ツール」はこれからの時代でとても役に立ちそうです。
自分の考えを書くときの子どもの表情はとても楽しそうで、感動しました! 小2コースの保護者
受験や社会に出てからも役立ちそうですね♩
「思考の達人ツール」開発者、三宅久貴子先生って?
NHK放送教育、プロジェクト学習、総合的な学習、思考力育成法などのアクティブ・ラーニングの原型と言える実践を20年にわたって行う。
子どもたち一人ひとりと向き合って育ちを追及してきた小学校教師。現在は教師を引退。
三宅久貴子先生について書かれている本
心配 その1
「ドラえもん」が好きで取り組んでいた我が子は大丈夫?
新キャラクターを好きになる仕掛けが必要です。
例えば、息子が取り組んでいる「チャレンジ」は、無料DVDが入会前からずっと送られて来ていたので、息子に見せていたところ、キャラクターを好きになり、だから「チャレンジやりたい!」と息子から言い出しました。
キャラクターを好きになる「仕掛け」はあるのか?
学習漫画にキャラクターは登場しています。また、メインのワークにも頻繁に登場し、親しみを持ちやすいと感じます。
しかし、小学校低学年のお子さんの場合、「やっぱり、ドラえもんがいい!」と言うかもしれません。
けれども、仮に他の通信教育を検討したとしても「ドラえもん」を使っている通信教育はありません。
子どもたちはとても素直です。言い方を変えるだけで、「やる気」になったりします。
〇〇君(ちゃん)が大きくなったから、今度はね、もっとお兄さん、お姉さん用のキャラクターになったんだよ!
などと声かけしてあげると、「特別感」を持って取り組むことができたりもします(個人差があります)。
親に言われたことをやりたくないお子さんの場合は、「まなびwith」の「学習漫画」や「名探偵コナンの冊子」を目のつくところに置いておくと関心を持ちやすいです。
心配 その2
「隂山メソッド」ではなくなるが、それを上回るものなのか?
「陰山メソッド」だからこそ取り組ませたいと考えていた保護者は多いと思います。
子どもにとっては「キャラクター」が大切ですが、実際にお金を出している親にとっては「問題の質」の方がよっぽど大切です。
「金額に見合った内容なのか」という点は考慮すべき大切な点です。
「陰山メソッド」とは?
陰山メソッドは、陰山英男氏が考案した教育の理論で、「読み書き計算の徹底的な反復学習」と「早寝早起きと朝食の生活習慣」の2つを実践していくことを柱とするものです。陰山メソッドというと、百ます計算が有名になっていますがこれはあくまで反復学習の実践の1つに過ぎません。
「反復学習」といった基本的なことをうたっている「陰山メソッド」。
「2020年教育が変わる」ということを受けて、これまで以上のものを提供するために、今回監督者を変えることにしたのでしょう。
ドラゼミの歴史
そもそも通信添削「習熟ゼミ(「ドラゼミ」の前身)」始まったのは、1995年(小学館集英社プロダクション沿革)。
そして、2011年に、小学館の通信添削学習「ドラゼミ」がリニューアルしました(小学館集英社プロダクション沿革)。
つまり、合わせて20数年の経験と歴史、ノウハウが「小学館」にはある訳です。
ましてや「ドラゼミ」は教育者の間でも好評でした。
私も息子が2歳前後の時にサンプルを取り寄せ、よく考えられた問題だという印象を受けました。
(毎月課題を提出という点や金額がネックになり、当時は七田式のプリントを選択しましたが)
これまでのノウハウがあるのですから、「後退」するような選択は小学館はしないでしょう。

参考 他の通信教育会社の歴史
ちなみに、歴史の深さで言えば、Z会は最も古く、1931年(昭和6年)(ウィキペディアより)。
進研ゼミは、高校講座 – 1969年に「通信教育セミナ」として開講(ウィキペディアより)。
スマイルゼミ2012年(ウィキべディアより)。
どんな子に「まなびwith」がおすすめ?
- 紙の学習を嫌がらない
- 教科書に沿った学習よりも、「考える力」「思考力」を伸ばしたい
- コナンのキャラクターが好き
- パズルや謎解きが好き! チャレンジングな問題を解きたい!
紙の学習を嫌がらない
紙の学習はどうしても、学校の授業と同じ印象をお子さんに与えます。
そのため、息子のように、嫌がるお子さんもいます。そういう場合は、タブレット型の方がおすすめです。
教科書に沿った学習よりも、「考える力」「思考力」を伸ばしたい
「まなびwith」の学習は、直接教科書の学習と結びついていません。
そのため、「まなびwith」に取り組んだから、テストで100点が取れる訳ではありません。
テストで良い点を取るための勉強であれば、教科書対応の学習教材に取り組んだ方が効果を得られます。
「まなびwith」は、「考える力」や「思考力」を伸ばし、お子さんの学習の「基礎力」や「応用力」を伸ばすのに向いています。
この力は、受験や学校の勉強、テストなど、その後の学習でずっと役に立つ力です。
目の前のテストの点数か、それとも、長い目で見た「学習力」を伸ばしたいかで、選ぶと良いでしょう。
コナンのキャラクターが好き
コナンが好きなお子さんは、「ナゾトキ問題」がご褒美となり、勉強に取り組む、1つのきっかけとなるかもしれません。
パズルや謎解きが好き! チャレンジングな問題を解きたい!
息子もそうですが、家での勉強で学校で習うような基礎的なことを問われると、
と感じることがあります。(公文の問題集は見向きもしませんでした……)
でも、パズルや謎解きのようなゲーム要素のある問題、しっかり考えないと解けないようなチャレンジングな問題だと、
と急にやる気を出す場合があります。
「まなびwith」キャンペーンについて
その他の通信教育について気になる方はこちら↓

更に、まなびwithについて知りたい方へ
まなびwithと他社との違いは?
公式HPでの回答
【小学生】…まなびwithでは、国語・算数の基本的な学習内容に加え「作文」「読解」「文章題の図化」「図形」に力を入れたオリジナル教材で基礎学力を身につけていきます。
低学年のうちから、文章読解学習や、小学校の授業だけでは習得しにくい論理的思考力を育てるパズルのような問題に取り組むもの、まなびwithならではの特長です。
また、教科書準拠ではないので、学校の進度を気にすることなく、お子さんのペースで計画を立てて進めることができます。
【幼児】…「もじ」「かず」「たいけん」「ちえ(年中長)」の4つの入り口から、「まなぶって楽しい!」という体験を生活の中で積み重ねます。
「もじ」「かず」では、身近な生活の中でまなびと出会う場面を大切に、「わかった」「できた」の数を増やしていくことで、無理なく段階的に、小学校入学に向けた力をつけていきます。
また、「図鑑」と連動したページで疑問を解決したり、答えや考え方が複数あるパズルに挑戦したりということを通して、自らまなびを深める「まなびの芽」も育てていきます。
「まなびwith」パンフレット 2019年度
年間カリキュラム 2019、2020年度 例
小学1年生コース

小学3年生コース

小学6年生コース

まとめ
また、「紙の学習を嫌がらない」「教科書に沿った学習よりも、「考える力・思考力を伸ばしたい」「コナンのキャラクターが好き」「パズルや謎解きが好き! チャレンジングな問題を解きたい!」というお子さんには、まなびwithが合っていると思います。