早期英語教育 賛成派 vs 反対派
やった方が良い vs やらない方が良い
賛成派
- 発音が良くなる。
- 頭ではなく、感覚で学ぶことができる。
- 母語と同じように、苦労せずに、自然と習得する。
- 英語に対するアレルギーが起きない。
反対派
- 日本語の土台がない状態で英語を覚えると、偏差値が低くなる
- 日本人がノーベル化学賞を取れたのは、日本語だけで学び、深く思考する力をつけたからこそだ!
- 母語の習得が脅かされると、ダブルリミテッド(セミリンガル )になる危険性がある。
- 学習言語を獲得できず、9歳の壁を超えられず、学校の授業についていけなくなる。
コロ助は、胎教から英語の歌をサスケ(息子)に聴かせ、6か月の時からサスケに英語で話しかけるようにしたので、「早期英語教育」賛成派になります。
反対派の意見に対して反論しています。今回は、3,4つ目の意見に対する反論を展開します。
早期英語教育 反対派の意見
母語の習得が脅かされると、ダブルリミテッド(セミリンガル )になる危険性がある
学習言語を獲得できず、9歳の壁を超えられず、学校の授業についていけなくなる。
「ちょっと待った!」コロ助の反論
日本では、内でも外でも英語漬けにしない限り、ダブルリミテッド(セミリンガル )にはならない!
こちらに詳しくコロ助の考えを記しています。

「考える力」の育成や「学習言語」を含めた母語をしっかりと習得すれば、9歳の壁を乗り越えられる!
以下の2つの記事をご覧下さい。


日本語をしっかりと習得すること、日本語を高度化すること、日本語の高い読解力を獲得すること、考える力を育てること、学習言語を獲得し、9歳の壁を乗り越えられるよう目指すこと。
これらを忘れなければ、「ダブルリミテッドや9歳の壁が超えられない」という心配は起きない。
心配を打ち消す、早期英語教育の大切なポイント
中島氏のカナダへ移住した日本人の子どもたちの研究は、早期英語教育反対の例として引用されていますが、そもそも中島氏は、バイリンガル教育賛成派の研究者です。
母語の習得を邪魔しないという条件の下、2歳からの早期英語教育には賛成しています(中島 2016, p.25)。
バイリンガル育児をする上で、最も大切なのは、中島氏も言っていますが、「母語」なのです。
親子英語やバイリンガル育児に関心のある親子にとって、忘れてはならないのは、英語の習得だけでなく、「日本語の習得」です。
「どこまで日本語のレベルを伸ばせるか」が何よりも大切なのです。
日本語をしっかりと習得していけば、早期英語教育反対派が主張するようなデメリットや弊害に悩まされることはありません。
また、日本語をしっかりと習得し、日本語の読解力を育てることで、英語の読解力も伸びます。1言語の読解力が高い子は、多言語の読解力も高いというのは常識です。
そして、読解力が高い子は、どの教科の成績も良くなる傾向があります。
言い方を裏返すと、「母語を高めて、高い読解力を獲得すること」に気をつければ、親子英語やバイリンガル育児を早くからしても問題ない、早期英語教育をしても問題ないということになります。
母語の習得、母語の高度化、高い読解力、考える力、学習言語、9歳の壁がキーワード。
これらに気をつけて、親子英語、バイリンガル育児を行えば、早期英語教育をしても大丈夫。
参考文献 中島和子 2016 完全改訂版 バイリンガル教育の方法 アルク
賛成派です。日本語を母語として英語と併行してしっかり身につけさせればバイリンガル になれますが、問題はその具体的な方法だと思います。下記ご参考まで。プロフィールも見てみて下さいhttps://twitter.com/NO_caramel/status/1184119610213203968?s=20
キャラメルDanさま
コメントありがとうございます。ツイッター少し覗かせて頂きました。
息子さん、素晴らしいですね!息子さんのような良き目標がいると、息子も…と期待が膨らみます。
漫画、とても面白いです。また覗かせて頂きます。
コロ助