小学1年生におすすめの本(おはなし きょうしつ)
と思って、はっとする時、ありますよね。
コロ助とサスケ(息子)が大好きな本で、親子で楽しめる本。親はほっこり、そして、我が子にとっては身近で面白い本をご紹介します。
おはなし きょうしつ 作・絵いとうしのぶ PHP研究所
この本について
この本は、単行本で、ページ数は、63ページ。1つのお話は、見開き1ページで完結する長さです。小1のサスケ(息子)も、何とか読める長さ。けれども、サスケは、コロ助に読んで欲しいと持ってきます。
収録されているお話は、全部で「30話」。頑張れば1回ですべて読むこともできます。しかしながら、コロ助が通して読んだ時は、しんどいと感じました。お子さんが許してくれるなら、好きな物をいくつか選んで読む方が、気が楽ですね。
この本の「良さ」
- 身近な存在だから、面白い
- 物たちが繰り広げる「たわいも無い会話」にほっこり
- 色鮮やかな、優しいイラストに癒される
身近な存在だから、おもしろい
子どもたちにとっては、とても身近な「学校で使うもの」が登場します。
「学校にある物たちが、実は、おしゃべりしていたら?」と想像してみて下さい。
どんなことを話しているのか、気になりますよね。
そんな風に想像してみれば、お子さんの学校生活が、もっと楽しくなるかもしれません。
物たちが繰り広げる「たわいも無い会話」にほっこり
学校にある身近な物たちの「目線」で会話が繰り広げられています。内容は、「なるほど〜」と思えたり、思わず「クスッ」笑いたくなるものばかり。あくまでも話しているのは、「物たち」なので、力を抜いて、読むことができます。当の本人たちは大変そうですが、、、、。
色鮮やかな、優しいイラストに癒される
それぞれのお話に添えられている「イラスト」は、この本の魅力でもあります。描かれている物たちは、どれも「個性豊か」。たとえば、うっかり者のランドセル、怖がりな下敷き、そして、優しくて、働き者の時計。色鮮やかでありながらも、優しい色合いに、思わず癒されます。
コロ助のおすすめ3話
人騒がせな「みずのり」
コロ助が、一番大好きな「みずのり」のお話です。「フタがない!」と大騒ぎをしながら、「みずのり」がやって来ました。でも、小さな「クリップ」は、「みずのり」に冷静に聞き返します。
私たち人間でも、ありそうなシチュエーションです。しかし、登場人物が「みずのり」と「クリップ」であることが、このお話の面白さです。人騒がせな「みずのり」ですが、何だか憎めません。
背が低くなりたい「えんぴつ」
この本のトップバッターを飾っているのが、「えんぴつ」です。大人になると、余り使わない「えんぴつ」。でも、子どもたちにとっては、毎日教室で使う、「一番身近な存在」です。
人間の世界では、大きくなると、背が高くなります。でも、「えんぴつ」の世界では、年を取れば取るほど、背が低くなります。そして、幼いえんぴつは、「背が低くなりたい」と憧れています。
「人間世界とは、逆なのだ」と理解しようと思いますが、中々イメージしにくいですよね。
でも、大丈夫。イラストを見れば、簡単に理解することができます。
小さいけれど、立派な長い白ひげをつけたえんぴつのおじいさん。年月を感じさせてくれます。反対に、ぴかぴかの長いえんぴつは、体は大きいけれども、とても赤ちゃんらしいです。
この本を読んでから、サスケは、せっせと鉛筆おじいさんを作っています(笑)

数が合わない「クレヨン」
クレヨンが床に落ちてしまいました。12色全部揃っているか、人数確認をします。ところが、数が合いません。一体どうしたのでしょう?
「クレヨン」を使っていたら、よくあることが描かれています。クレヨンが自分たちで、「番号! 1、2、3・・・」と人数確認するところが、何とも言えません。

