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専門家の捉える「バイリンガルのメリット」とは?言語学者の視点から「思考力、問題解解決力」について

バイリンガル(マルチリンガル)のメリットについて、言語学者の視点からご紹介します。

数回に分けてシリーズでお伝えする予定です。今回は、「思考力、問題解解決力」に焦点を当てたいと思います。

主に、以下の2つのサイトからご紹介致しております。

参考サイトMADAME RIRI「いいことばかり!外国語を話すバイリンガルになると得られるメリット」

元サイト(英語):Multilingual Living: The Benefits of Multilingualism

      「いいことばかり!外国語を話すバイリンガルになると得られるメリット」の著者は、海外サイトMultilingual Living翻訳、抜粋することで、バイリンガルのメリットを紹介しています。

元の海外サイトMultilingual Livingでは、世界の様々な言語学者が立証した「外国語を話せるようになる利点」が書かれています。著者は、Michał B. Paradowski ポーランド大学の応用言語学の助教授です。

「いいことばかり!外国語を話すバイリンガルになると得られるメリット」のサイトと、元の海外サイトMultilingual Livingの原文を比較しながら、皆様に簡潔にお伝えするために、(原文の意図から外れない程度に)多少修正を加えつつ、コロ助が大事だと思ったポイントをご紹介します。

言語学者からみる、バイリンガル(マルチリンガル)になるメリットとは?

思考力、問題解解決力について

  • 「思考力」と「問題解決能力」が発達する (Cummins 1981)
  • 批判的思考力が高まる (Grosjean 1989)
  • 「臨機応変な物事の捉え方」ができ、問題解決能力、思考力が高い (Hakuta 1986)
  • 物事を多面的に捉え、問題解決能力の高い人になる(Kennedy 1994)
  • 物事を柔軟に、多方面から観察することができる (Cook 2001)

まとめると、バイリンガル(マルチリンガル)になるメリットについて、言語学者はこのように言っています。

思考力(批判的思考を含む)、問題解決能力が高くなり、臨機応変に、多面的に物事を捉えられる。

「批判的な思考力」とは?

「批判的な思考力」が身につくと言われて、みなさんは嬉しいと感じますか?日本では、「批判」ということばに対するイメージが悪いように思います。

コロ助の卒業したICUでは、まず入学してすぐに学んだのが、この「批判的な思考」でした。

学長には、

批判的な思考」を持ちなさい。

先生たちの言っていることを鵜呑みにしてはいけません。まず、疑ってかかりなさい。

えっ?何でそんなこと言うの?

コロ助は、耳を疑いました。しかし、学長はこう付け加えました。

批判的な思考とは、ただ悪いところを見つけて、相手を批判することではありません。

物事を何でもすぐに信じるのではなく、「本当にそうなのか?」と疑問を持ち、自分なりに調べて分析し、結論を出すことです。

なるほど〜。そういうことか!

「批判的な思考」は、「学問をする上での大切な姿勢である」ということを、その後実感するようになりました。

「人は猿から生まれた」とする教授もいれば、「いや、それは違う」と言う教授もいます。「英語は早くから始めた方が良い」と専門家もいれば、「いや、始めない方が良い」という専門家もいます。

日本では、信号の色は「青」と捉えますが、英語だとGreen「緑」と捉えます。バイリンガル(モノリンガル)は、2言語以上を日頃から使っていますので、信号の色は、青と言われることもあれば、Green「緑」と言われることもあると知っています。

つまり、「これはAだ」と言われても、「もしかしたらBかもしれない」という可能性があることを知っているのです。そのため、「本当にそうだろうか?」と考えるようになり、自然と、モノリンガル(1言語話者)よりも、「批判的思考力」が高まるのだと思います。

「臨機応変な物事の捉え方(認識の柔軟性)」とは?

「臨機応変な物事の捉え方」は、原文では、Cognitive Flexibility「認識の柔軟性」となっています。

Cognitive Flexibility「認識の柔軟性」とは一体何を指すのでしょうか? 

参考:What Is Cognitive Flexibility?「認識の柔軟性」とは?

ミネソタ大学 心理学者 フィリップ・デイビット・ゼラゾ氏は、Cognitive Flexibility「認識の柔軟性」について以下のように説明しています。

「認識の柔軟性」は、新しい環境に適応するためには欠かせない力である。

「認識の柔軟性」、すなわち、「古い見方を捨て、新しい見方で見ることのできる力」は、子どもが「社会性」を学んでいくのに必要な能力である。

いつも自分がやっていることとは異なったとしても、客観的になって、状況を把握し、今ここで自分がすべきことは何か、と臨機応変に捉えられる力のことである。

バイリンガル(マルチリンガル)は、2つ以上の言語で物事を捉えたり、考えたりすることができるため、1言語を話すモノリンガルよりも、より柔軟に、客観的に、臨機応変に物事を捉えることができるということですね。

この「認識の柔軟性」は、他者と良い関係を築くために必要な力であり、お子さんが社会に出て仕事をするようになった時に、仕事をする上で欠かせない、最も重要な力の1つだと思います。

バイリンガル(マルチリンガル)になれば、思考力(批判的思考を含む)、問題解決能力が高くなり、臨機応変に、多面的に物事を捉えられる可能性が高くなる!

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